ゆらゐの由来

不定期更新(更新するとは言ってない)

カメラ:クソザコ撮影ボックスをDIYしよう!(南ことり生誕祭の副題として)

どうも、ゆらゐです。
ブログを放置したまま長いこと経ってしまいました。

本日9/12は国民の祝日南ことり誕生日」なのですが、今年2020年は土曜日ということで振替休日がなくなってしまいました。残念です。
ちなみに1/1も国民の祝日黒澤ダイヤ誕生日」ですが、こちらは元日という別の祝日に塗りつぶされて一般に流通するカレンダーには載っておりません。
一歩身を引くダイヤさんらしくとてもいじらしいですね。

さて、ここ数年はことりちゃんの誕生日を祝うため、当日はケーキと共にことりちゃんグッズを撮影することを欠かさず行っているのですが、
去年はミラーレス一眼レフカメラα7ii、及びねんどろいど 南ことり 練習着Ver.を手に入れたこともあり、
簡易撮影ボックスを使用して誕生日ケーキとねんどろいどのことりちゃんをあわせて撮影することにしました。

今年も同様の手法を用いてことりちゃん誕生日を祝おうと思っていたのですが、
この一年に引っ越しを挟んでおり、昨年使用した簡易撮影ボックスは廃棄せざるを得ず、手元に装備がない状態でした。
ということで今回改めて作り直したので、せっかくならということでその過程を記事にすることとしました。

作成するボックスの完成形は概ね以下のようになります(スーパー雑な図)。
直方体の3面+内1面の辺に模造紙の端がくっついているような状態で使用する想定です。
模造紙の上に被写体を置き、撮影を行います。

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パーツ1
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パーツ2

この概念図を実現するために買ってきたのがこちら。

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材料

物品 購入店 単価 個数 備考
スチレンボード(A3・5mm) 東急ハンズ 286円 4 壁用
1つ予備(後にレフ板代わりに使用)
ブックスタンド キャンドゥ 110円 3 壁の足用 2つで1セット
模造紙 キャンドゥ 110円 1 80cm*110cmくらい
1セットで4枚入り

合計金額は1,584円です。

スチレンボードは軽く、ある程度安く、5mm程度の厚さのものからは支えさえあれば自立する程度に硬いです。
本気の撮影ボックスを作る場合は、木材だとかアクリル板だとか、あるいは骨組み+布、といった感じになるのかと思いますが、
そのレベルは材料費が高くつき、加工や作成が面倒等取り回しもあんまりよくないと思います。
スチレンボードは言ってしまえば発泡スチロールの板なので、いざ捨てたくなったらバキッと折ってもえるごみ(※地方自治体に依る)に放り込むだけなので気楽です。
無論、強く押せば凹む程度にはヤワだったり、ちょっとしたことでしなっていたりと気になる点もありますが、
私程度のトーシロが手を出すにはかなり最適解に近いんじゃないかなぁ、と思います。

ブックスタンドはちょうど良さそうなものがキャンドゥで売っていたのでそれを買いましたが、強度がほしければもっと立派なものを買って良いと思います。
一応金属製の重量があるものを使うと壁が安定しやすいと思いますが、プラ製のもので安いのがあればそれでもなんとかなります。

模造紙は無難に白いやつを買うのがいいと思いますが、柄・色付きのものも頑張れば写真の彩りに使えるかもしれませんね。
残念ながら私は冒険する勇気がないので、白いものしか使用実績がないです。

これ以外にすでに持っていたものとして養生テープ、カッター、定規を使用しました。

まず、スチレンボードとブックスタンド、養生テープで自立壁を3方作成します。

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壁作成過程

こんな感じで養生貼るだけです。

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壁(3方)

固定が気になる方は、壁同士を更に留めたり、ブックスタンドを撮影台となる机等へ更に養生したりすると良いと思います。
特に、奥の壁は模造紙の重み等で倒れやすいので、可能であれば固定を行っておくことをおすすめします。

概念図ではピッタリ直方体を作るように描いていますが、こんな感じで空間さえ作れれば適当にはみ出ていて問題ないです。

ちなみに、模造紙の薄さ次第では底面の部分が透けるので、気になる方はここにもスチレンボードか白いアクリル等敷いておくと良いと思います。
私は机の天板が白く、透けても問題なさそうだったのでそのまま行くことに。

壁を作るのに前後して模造紙をカットします。
模造紙はたいていものすごく巻きグセがついているので、気休め程度に癖をつけ直そうとゴムで留めてみました(意味なかった)。
今回の作業の中では、カットするとき・設置するときに模造紙の巻きグセと格闘するのが一番しんどいと思います。

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模造紙

ちなみにA3のスチレンボードを私と同様に使った場合、壁の横幅が45cmになるので、幅が同程度になるように切りそろえましょう。
模造紙は適当に垂らして使うので、長さは一定以上確保できていれば厳密になる必要はないです。ただ、短すぎると困るので、壁の高さの2倍+αくらいの長さは確保しましょう(A3だと30cm×2=60cm以上ほしい)。

両方準備ができたら、奥の壁に模造紙の端を貼り付けて完成です。
基本カメラの画角に入ることはないですが、万一入っても問題ないようにということで、私はメンディングテープを使用しました。

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完成

すでに巻グセと格闘した痕として小ジワが見えています。
ただ、この程度であれば写真の撮り方でいかようにも誤魔化せるので、あまり神経質にならなくて大丈夫です。

ということで撮影したのが下記ツイートの写真になります。

写真そのものの出来は私の腕前もあってなんとも言えないですが、ひとまず物撮りしている雰囲気は出たのではないでしょうか。
先程の模造紙の小ジワもほぼ目立っていないかと思います。

本格的にライティングしつつ物撮りする、というためには、他にもあれこれと装備が入り、場合によっては他の機材に合わせた専用の箱が必要になるかもしれません。
そういった場合には、このようなDIY物撮りボックスはクソザコすぎて歯が立たないかもしれません。
が、とりあえず物撮りっぽい雰囲気、やってみた~い!という人が入門するには、廃棄まで含めても値段・手間共にさしてかからず、手を出しやすいのではないでしょうか。
何より部屋の中でなにか撮りたいのに、部屋がクソ汚くてちょっとカメラを動かすだけでお見せできないなにがしかが写ってしまう人(私)にとっては、
ノイズのない白背景であれこれ遊べるのはなかなか楽しく、カメラにふれる時間を増やしてくれて良い経験になると思います。
いや、まぁ、推しの誕生日でもないとなかなか触らないんですけどね

ちなみに、室内はぜんっぜん光量が足りない・あっても色が汚くて使い物にならないので、ストロボは買いましょう。
TT560はクソ安いけど必要十分なのでおすすめしておきます。

ということで、南ことりちゃんの誕生日にかこつけた、自作クソザコ撮影ボックスの紹介記事でした。
あらためて、ことりちゃん、誕生日おめでとう!!(・8・)