ゆらゐの由来

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DDRのための準備 総まとめ

どうも、ゆらゐです。
今日は音ゲーの話。

最近DDR熱が再燃してきて、2ヶ月くらい結構いろいろな発狂譜面に触れ続けている(SP・DPともに)。発狂を真剣にプレイするにつれ、「多分ライトプレイヤーや他の発狂プレイヤーはあまりこういうことしないだろうな」という自分の中のルーチンや装備などなど、色々な所が自分の中でも目についてきた。

なんにも参考にならない所も多々ありそうだが、激推ししたい所もいくつかあるので、「自分はこうやっている」「こうしたほうがいいと思う」というDDRのための準備やアウトゲームにおける攻略を紹介していきたい。

食事

直前は食事を控えるべし

DDRをやる直前はあまり飯を食わないほうがいい。主菜と副菜が存在するタイプの普通の食事は、食べる物や量にもよるが、最低でもDDRをする2時間前、可能ならば3時間前に済ませておくのが理想だ。
理由の1つは、食後すぐの運動は脇腹が痛くなりやすいこと。もう1つは、逆流性食道炎を引き起こしやすいこと。自分はそもそも逆流性食道炎の症状があるため、食事からDDRまでは最低3時間あけるようにしている(食べた物次第では3時間開けても結構キツい)。寿命を縮めたくない人は、メシ直後のDDRはやめよう。

プレイ前のエネルギー補給

しかし、この一方で人間の身体には「空腹状態ではパフォーマンスを十分に発揮できない」という一面もある。この二律背反をどうにかするために、「そこそこ消化によいエネルギー」を適当なタイミングで取る必要がある。

おすすめなのは、運動する30分程前にゼリー系の飲料を取ることだが、中でも特におすすめしたいのは下記商品。

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「速攻性と持続性のエネルギー」という売り文句がどれだけ科学的に正しいのかはわからないが、色々ゼリー系飲料を試した中で、これが一番即効性があり、なおかつ長時間空腹を感じにくかったのは確かであるため、見かけたら試してみてほしい。(※店によって値段に結構差異がある。某ドラッグストアでは120円台という安さだったが、別のドラッグストアでは200円近かった)

他にも、DDRを始める1~2時間前におにぎりを食っておく手もある。これくらいであれば消化による影響も少なく、プレイ中のエネルギー不足もある程度解消できる。個数は人によりけりな部分もあるだろうが、1~2個が目安だろうか。できるだけ具の少ないものをおすすめする。

プレイ中の飲料

DDRプレイ中は結構な汗が出るので、水分補給は必須である。
水分補給のための飲料に何を選択するかだが、個人的には水で十分ではないかと思う。市販のスポーツ飲料の大半は濃すぎて、追い込まれた際の水分補給にはあまり向かない。20クレが目処に入ってくるようなハードな継続プレイにおいて、水と併用するのであれば筋肉の攣り防止として良いかもしれないが、10クレ程度であれば、上記のような然るべき時間でのエネルギー補給で電解質についても事足りるのでは、というのが自分の見解。

また、お茶で水分補給する場合は、ノンカフェインのものを選んだほうが良い。カフェインを含むものは、利尿作用による脱水が水分補給を上回ってしまいかねない。

プレイ後

プロテインを飲もう。DDRは筋トレではないので、プロテインを飲んで筋肥大~みたいなことがどれだけ起きるかは未知数だが、発狂プレイであればそこそこ筋損傷が起きてるのは確かであろうし、軽めのプレイで有酸素運動要素が結構大きい際は、脂肪と同時に筋肉も失われやすい。DDR直後にメシを食える時ばかりではないと思うので、プロテインによるタンパク質補給はメリットが大きいのではないかと思う。プロテインを持ち歩いていればプレイ直後、そうでなければプレイ日の就寝前とかにのめば良いと思う。ちなみに自分は結構な頻度でプロテインを持ち歩いている(アホか?)。

装備

服装

DDRをガチっていると結構な汗が出る。そのため、可能であれば速乾性の半袖を着用してのプレイが望ましいが、そこにこだわるあまりプレイ機会を損失するのは本末転倒。自分の場合は平日は普通に長袖長ズボンでプレイすることもしばしばであるが、別にそれでスコアが大幅に落ちるわけではないし。ただし、汗をかくスポーツとの相性が最悪なヒートテック、スーツ等着用時は無論プレイを避けるべきで、脱衣・着替えを推奨する。

休日は上記のような、汗が乾きやすい半袖半ズボンを可能な限り着込んでいく。無論この状態で世の中を歩き回るとかなり目立つので、パーカーだったり長ズボンだったりをその上に纏ってゲーセンに行く、というスタイルを取っている。たまに面倒になって普通に外も歩く
また、生足を晒すのが忍びないので、長丈のコンプレッションウェアを半ズボンの下・下着の上に着込むことが多い。私は14歳美少女なのですね毛など存在しないが、すね毛を露出するのに抵抗のある男性諸君はこの辺の物を着てみてはいかがだろうか。

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※ちなみに、コンプレッションウェアの加圧効果(筋肉が付きやすい、サポート効果がある)については個人的にはプラセボレベルではないかと思っている。しっかりした科学的根拠をご存知の方は教えてほしい。

足回り

足回りは要素がいくつかあるので分けて記載する。

パネルとの接触を任される一番重要な部分なので、個々人にフィットしたものを選んでいただきたいが、グリップ力を重視するプレイヤーは普段用の靴とDDR用の靴は分けたほうがいいのでは、と思う。流石に外を歩いていく中で、ホコリの付着やアウトソールの傷付きといった要因からグリップ力が低下するのを避けるのは無理である。

自分がDDR用の靴で重要視するのは「1.しっかりしたグリップ」「2.そこそこ軽いこと」の2点であり、当然ながらDDR用の靴を別途用意している。自分が履いているのは、ASICSフットサル用シューズである。
フットサルシューズや卓球シューズは、流石に室内競技用の靴だけあって自分が挙げた2点にしっかり答えた物が多く、当たり外れが少ない。比較的低価格なものでも、十分効果を実感できる。自分と同様の特性を靴に求める方は、ぜひその手の靴が売っているスポーツショップに足を運んでほしい。
そうでない方についても、やはりDDR用の靴を持つとモチベが上がる(非常に大切)ので、何かしらお気に入りの靴を見つけて、普段使いの靴と分けてみてはいかがだろうか。

さて、それ以外の靴についても、経験がある範囲で述べる。
ランニングシューズ・スニーカーは、グリップについてはとにかく当たり外れが大きい上、実際に踏んで見るまでなかなか分かりづらい。反面、クッション性は確実にある程度担保されており確認もたやすいので、足の保護を最重要視する場合はこちらを選ぶと良い。重さは大体クッション性の良さに比例して重くなる。 また、意外とアウトソールの形状は多様である。ASICSの靴にありがちな、土踏まず部分でアウトソールも凹んでいるような形状のものは、2枚抜きがしやすくスライドはしにくいように思う。Adidasの靴にありがちな平べったいアウトソールはその逆の特性がある。このあたりは好みである。

革靴は、個人的には革靴に特化した踏み方をできるプレイヤー以外はやめたほうが良いと思う。基本的にヘビーであり、なおかつ硬いため、他の靴に比べてパネル、プレイヤー双方へのダメージが大きい。グリップも破滅的に悪いので、不動踏みに近いレベルで足を小さく動かして踏むことができ、靴の重さに振り回されず、それを寧ろ挙動の小ささに繋げられるようなプレイヤーが選択すべきだと思うが、相当に慣れていない限りは修羅の道である。

インソール(中敷き)

さて、フットサルシューズは「グリップ」「軽さ」を兼ね備えてはいるが、クッション性については革靴よりわずかに良い程度である。このため、普通に踏んでいては足・膝へのダメージがかなり来ることになる。
この点は脱力などプレイヤーの技量からもアプローチはできると思うが、手っ取り早い解決方法としてインソールを使うことにした。使用しているのは以下。

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これ自体である程度クッション性が担保される他、形状として足のアーチを支える仕組みになっているため、足底に変な力が入るのを避けられる結果、足底の筋肉・及びその上の脚へのダメージも減る。また、あまり思いつかなかったメリットとして、足との接触部に摩擦が大きい素材が使われており、靴の中での足の暴れが抑えられるという点があった。
入れてしばらくは、フットサルシューズ特有のダイレクトな踏み心地が失われたことに戸惑っていたが、慣れてしまえば問題なく踏めて、しかも確実に足の痛みを感じることが減った。同種の靴を使用している人、あるいはそれ以外の人でも足や膝に不安のある方には、少々高いがぜひ試してもらいたい。

爪保護キャップ

DDRをガチっていると、結構な頻度で足の親指の爪が割れる。というとなんだか凄まじく痛そうだが、割れるしばらく前に組織としては死んでしまい、そこから割れる、という感じなのであまり痛くはない。
とは言え、この状態をあまり繰り返すのは良くないだろうので、以下のような爪保護キャップを可能な限りつけることにした。

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これも慣れるまでは結構な違和感があるが、慣れたらどうということはない。
素肌に直接つけるよりは、5本指ソックスを履いた上にかぶせる等したほうが衛生的によいと思う。

その他アイテム

タオル

当然だが、汗を拭く手段として持っておくに越したことはない。
自分はKAC2012に合わせて発売されたDDRタオルを愛用している。いーだろー。

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制汗ペーパー

汗を拭くのはタオルでも事足りるのだが、匂いまでは取り切れなかったり、汗を拭くだけでは体のほてりを抑えられなかったりするので、制汗ペーパーもおすすめである。市販の容量大きめのものを買って持ち歩けば良い(ドラッグストアのプライベートブランドものを買うのが安く済む)。
大雑把な汗拭きをタオルでして、仕上げをこちらでやるイメージ。プレイの間の小休止で結構ありがたい存在である。

絆創膏

DDRをガチっていると、足を怪我していることがある。筋肉・骨の話ではなく皮膚レベルの話で、足の形が微妙に左右異なるために起きる片足だけの靴ずれや、ハードにプレイするあまり起きる足の爪が隣の指を傷つけての出血など。このあたりはプレイ中は気にならなくても、終わってから痛み始めたり気になったりするので、いざという時のために何枚か絆創膏を持ち歩いている。

雑巾

フットサルシューズはグリップ力が高いことが災いし、ホコリが付きやすい。当然ホコリの付着はグリップ力低下を招くので、ここから回復するため、おしぼりで靴裏、およびパネルを拭きたい、という状況が発生する。
最近は雑巾を設置している店も増えてきたが、やはり遠征した時等はその保証がないので、1枚はカバンに忍ばせることにしている。

ロケーション選び

さすがにロケーション選びは地理的な側面も関与してくるのでどうにかできない部分もあるが、本気でスコアを狙うなら、旧筐体・赤筐体・X筐体・白筐体の中で自分にあったものを選び、なおかつメンテの良い店舗を選びたい所である。ただ、メンテについては自分は結構ガバガバなので、プレイヤー間で「メンテが悪い」と言われてる店でも結構踏んでたりする。パネルの深い・浅い程度は妥協の範囲内。

が、それでも気になる環境の良し悪しとして、以下のようなポイントが有る。

ネジの外れ

DDRはいろんな箇所がネジ止めされているが、プレイに大きく関わるのはパネル4隅を止める金具についたネジ、及び1P・2Pのパネルを接続する金具についたネジである。このあたりのネジがガバかったり抜けてたりするゲーセンは、正直言って厳しい。パネル4隅のネジはパネル自体のガタつきに、1P・2Pのパネルを接続するネジはパネルユニット全体のガタつきに影響するため、ここに問題がある場合は折を見て店員にメンテをお願いしよう。応じてくれなかったらお察しである
ただ、完璧を求めるとそれこそゲーセン選択の幅が狭まるので、パネル4隅のネジくらいは何本か抜けてても自分は踏んだりする。1Pの←パネルの左上・左下のネジとかは1本くらい抜けててもあまり影響がない。あと、地方の小さめのゲーセンとか行くと金具ごと紛失しているとかザラである……。
前に「これくらいは自分で修理する」と、六角レンチとネジを持ち歩いていると豪語するツワモノがいたが、法的リスクや店員に説明する手間を考えると自分はやらないな、という感じ。

霧吹き・雑巾の設置

上に述べたように、グリップ力回復には雑巾の使用が役に立つ。このあたりを理解して、筐体周囲に霧吹き、雑巾を設置している店舗は、DDRerの需要をわかっていると言って良い。こういった店舗はある程度メンテにも期待できる(ただし、例外はたくさんある)。

扇風機の設置

汗対策はタオル・制汗ペーパーでも行うが、エアフローの面でも対策ができるに越したことはない。扇風機を筐体付近に設置している店舗も、まずまずDDRerの需要をわかっていると言って良い。制汗ペーパーのメントールと合わせると、かなり体温上昇からの回復が早くなり、ハードなチャレンジに戻りやすくなる。
ただし、ラウンドワン系列の店舗でよく見るタワー型の扇風機はやや風量不足。もっと無骨なデカいやつのほうが役に立つ。あとタワー型扇風機はやたら壊れていることが多い気がするが、大丈夫か?

その他センサー反応の良し悪しは都度都度実際に踏んで確かめる他ない。同一店舗でも日によってある程度のブレはあるし。
そもそもが結構故障も多いゲームなので、ある程度は大目に見ることにしている。

選曲

最大限のパフォーマンスを出すためには選曲も結構大事である。選曲の組み立ては、その日にプレイできるクレ数との相談にはなるが、基本的に意識するのはまずアップである。いきなりクリア限度ギリギリの曲をプレイするのは、怪我のリスクも大きくスコアも出づらいのでやめたほうが良い。
自分の場合は足12~14、どんなことがあってもまず4LIFE落ちしない曲を1クレ通してプレイする。クレ数が積めそうな日は2クレ目もアップ気味に足13~15くらいまで、無理そうであれば2クレ目からは軽めの発狂として足15~16を中心にプレイ、といった組み立てをしている。
ちなみに、DPをそこそこプレイするプレイヤー(足15クリア安定程度)であれば、1クレ目のアップはDPをおすすめする。DPのアップはSPに比べて全身運動を意識しやすく、効率よく体を温めることができる、と思う。

で、アップが終わったら無制限にクリアギリギリのレベル帯連奏をしてよいか、というとこれも中々難しい。少なくとも、週に2~3度プレイできるプレイヤーが毎回これをやるのはやめたほうが良い。こういったスタイルはスタミナ偏重の訓練になり、時には必要であるがあまり繰り返しやると精度がガタガタになる。
意識する配分としては
クリア上限or上限-1くらいの曲1/4
Miss20未満安定くらいの曲1/2
4LIFEクリア安定の曲1/4

自分の場合は、これが結構目一杯くらいである。クリア上限の曲をあまり連奏すると、疲労の溜まりが早く、パワーは着くかもしれないが結果としてクレ数を積みづらい。それよりは、簡単な曲を適宜挟んで疲労を都度都度で解消していく、というプレイスタイルのほうがクレを積みやすく、結果として成長につながると考えられる。クレを積める場合は、配分を意識しつつ適宜組み替えても良いと思うし、体力が余ってる時は難しい曲を多めにするよう配分を見直しても良い。

これは「スコア寄り発狂クリアラー」という割とどっちつかずなプレイスタイルの自分が言うことなので、最終的には自分にあった選曲スタイルを見つけるべし、ということかもしれない。
が、難しい曲ばかりやりすぎると体の軸の安定性が鍛えられないといった明確なデメリットがあることは強調しておきたい。

まとめ

いかがだったでしょうか?(禁断の呪文)
自分が気をつけていることを大体すべて書いたので、分量としてかなりのものになってしまったが、ここに書いていることすべてを気をつけられることは流石に僅少である。一方で、確実に常に意識していることも載せてある。特に、分量を割いた選曲の組み立ては、誰しもにとって正解ではないかもしれないが、自分がそこそこの時間をかけてたどり着いた1つの正解ではあると思う。役に立つことはぜひ参考にしてきただければ(そしてできればコメント等のフィードバックを頂ければ)嬉しい。
また、DDRガチすぎやん引くわ、と思った方、間違っていないかもしれないがDDRはこのスポーツ感が病みつきになるゲームである。そんなとこから遠巻きに眺めてないで一緒にやりましょう。

皆さんのDDR生活が楽しくなることを祈って。君ニ幸アレ。